骨折をしてしまった時、どこにかかるのか迷ってしまうことがありますよね。
骨折は放置してしまうと、どんどん悪化して早期治療が困難になることがあるので、早めの治療がお勧めです。
骨折の治療は、接骨院や整骨院、整形外科でかかることができます。
でも、どちらも骨折治療をしているのに、接骨院と整形外科どう違うの？と、疑問に思いますよね。
実は施術する方法や処方できるものに違いがあります。
骨折とは
まず、骨折とは骨が折れている、ヒビが入っている状態のことを言います。
骨折の原因には、転倒や事故、衝突などによる外傷性骨折や、過度なスポーツでヒビが入ってしまう疲労骨折、骨粗鬆症、骨腫瘍などの病気による病的骨折があります。
症状によっては、手術をおこなう場合があり、整形外科での治療になります。
施術に関して
接骨院で骨折を治療する場合は、全てマッサージやテーピング、ギブスでの施術になります。
一方、整形外科で骨折を治療する場合、医師によるレントゲンの撮影、ギブス、手術、薬での治療などがあります。
湿布や鎮痛剤は、接骨院では一切処方することができないので、薬を処方してほしい場合は整形外科になります。
接骨院は柔軟整復師という国家資格を持った専門家が、薬を使わずに自然治癒力を促して治していく施術になります。
粉砕骨折や複雑骨折などの重度な場合は、整形外科で手術による治療になりますが、レントゲンや手術をしないで骨折を治す場合は、接骨院も本業です。
人間の自然治癒力を引き出し、固まった筋肉をほぐしながら治療していくので、治るまでは来院する回数が多いですが、体に負担の少ない治療法で治すことができます。
接骨院と整形外科だと治療法に大きな違いがありますが、どちらも骨折を治すことができます。
では、骨折した時に接骨院で治療する場合、健康保険は対象なのか気になりますよね。
保険に関して
骨折は保険が適用されるので、接骨院、整形外科どちらも健康保険が使えます。
ただし、接骨院での治療と整形外科の治療を重複して受けた場合は、原則接骨院で柔軟整復師による施術は、全額自己負担になります。
保険で骨折を治療する際は、接骨院と整形外科と重複しないように注意しましょう。
接骨院で骨折を治す時は、健康保険が適用され、人間の自然治癒力を最大限引き出す手法によって治療していきます。
通う回数が多いところもありますが、体に負担が少なく治療ができるので、どこにかかるか迷っている場合は、接骨院での治療もお勧めです。
